身体のコントロール 

ヒト(に限らずですが)は地球上で常に重力の影響を受けながら生きています。それは寝ていても坐っていても歩いていても同じです。つまり生まれてから死ぬまで重力は切っても切り離せないわけです。でもあんまり深く考えたことがある人は少ないですよね~((+_+)) 

ヒトの場合、身体の中心部分であるいわゆる体幹を起こして坐ったり動いたりしますが、これまたいちいち考えながらではなく筋肉を微妙に動かしたり大きく動かしたりしてコントロールします。赤ん坊から子供、大人になるにしたがい様々な動作を学習していきます。 

筋肉は収縮するか緩むかどちらかですが、収縮する場合縮まるばかりではありません。筋肉は収縮していても筋線維は引き伸ばされる、これを遠心性収縮(Eccentric Contraction)と言います。 

トレーニングする時にこの収縮様式を考える必要があると思います。特にこのイーセントリックが意外とないがしろにされてしまうことがあります。しかしイーセントリックコントロールは実は日常生活、スポーツでもいろんな場面で使われているのです。 

イーセントリックコントロールではエネルギーを必要としませんが、筋肉や腱、関節への負担が大きいため、膝の悪い方が階段下りでツライ、イタイといった訴えが多いのはそのためです。 

逆に筋肉が縮まりながら力を発揮するのが求心性収縮(Concentric Contraction)です。このコンセントリックコントロールも身体をスムーズに動かしたり、ボールを遠くまで投げたりする時には必要です。 

さらに動きを伴わない、例えば背もたれなしの椅子に姿勢良くじっと坐っているとか、直立不動で立っているとか…運動学的には筋肉の長さが変わらなければ等 尺性収縮(Isometoric Contraction)と呼ばれますが、空間においてはヒトの重心が完全静止することはありえないので、アイソメトリックコントロールというより本当に 超微妙なイーセントリクとコンセントリックで身体をコントロールしていると考えた方が良いかもしれません。 

以上のようなことから、まずはそのヒトが自分で身体を動かす時に何が問題なのか、その問題によって痛みが引き起こされていないか、動作が阻害されていない かなど評価し修正していかなければ、通り一辺等のトレーニングや治療を行ってもうまくいかないかもしれません。なぜなら最終的には修正、学習して自分の身 体を自分でコントロールするしかないからです。 

セラピストはその手助けをするわけですから、常に自己研鑽を積まなければならないと思います。自信が過信になってはいけない…セラピストも自分をコントロールしなきゃですね((+_+)) 

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