動き始めで痛い

膝などを痛めている人が、例えば映画などを観終わり、さあ歩こう!と一歩踏み出した時に、痛い!とか、しばらく立ちっぱなしで歩きだした時にやはり、痛い!など経験したことがある人もいるのでは? 

筋肉の主な仕事は、簡単に言えば縮む(収縮)か緩む(弛緩)かです。しかし筋肉が勝手に動くわけではありません。必ず末梢神経が繋がっていて、脳や脊髄 (中枢神経系)と連絡してコントロールされています。筋肉の中には筋紡錘、腱の中には腱紡錘といったセンサーがあって、それぞれ求心性神経線維であるⅠ a、Ⅱ、Ⅰb線維を通って中枢神経系に情報を伝えます。 

中枢神経系で他からも含めた様々な情報が統合され、今度は遠心性神経線維であるα、γ線維を通して筋肉を縮めたり緩めたりします。もちろんそれは瞬時に行 われます。赤ん坊が寝がえり、起き上がりなどから立ち上がり、歩く。成長していくに従いいろんなことができるようになるのは“学習”しているからです。時 速150キロのボールを打ち返そうとすると、考えている時間はない。繰り返し練習をして“反応”できるようにしていかなければならない。 

話が飛びましたが、しばらく同じ姿勢でいると血流も停滞し神経や筋肉の中の“栄養”が十分でなくなる。頭では“さあ歩こう!”とわかっていても、ほんのご くわずかかもしれないけれど、情報伝達の若干の遅れが生じる。それにより正常な動きがほんの少し“ズレ”ることで、筋肉や腱、関節などの負担が増えて痛み が生じやすいのです。 

ですから、坐っていても多少足首を動かすとか膝を交互に持ち上げるとかして、じーっとしないようにすることも予防の一つになるかもしれません。運動前の ウォーミングアップも同じようなことですね。身体を適度に動かして温めることで、筋肉が適正温度になり筋肉が働きやすい状態にしてあげているのです。 

繰り返しますが筋肉はそれ自身が動くわけではありません。必ず神経と繋がっているので、トレーニングの際は神経のことを考慮するべきだと思います。見た目の筋肉だけであればガンガン鍛えればいいでしょうけど…その筋肉の使用用途によりますかね(-_-;) 

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