ポストリハビリテーション Part2

以前、ポストリハビリテーションについて書いたことがありましたが、今回もポスリハに関して述べたいと思います。
現在の医療保険制度の下では、リハビリテーションは日数制限が設けられています。単純に腰痛などでは150日、脳卒中では180日といった具合です。果た してそんな簡単な分け方でいいのでしょうか?答えはNo!!と言わざるをえません。なぜなら同じ疾患でも個人差があり、治っていく過程も異なるからです。
例えば、トラックにはねられて肘を骨折した方が手術をしてその後関節が硬く(関節拘縮)なってしまいました。150日経過時点ではまだ十分に曲がりません。保険会社からの支払いでその後も継続し、緩徐ながらも改善はしていきました。
また、脳卒中の方が左半身麻痺になってしまい、左手はもう動かないだろうと先生に言われましたが、180日後も継続した結果完全ではありませんがある程度ご自分でコントロールできるようになりました。
これは実際の私の患者さんの話です。このように、もしリハビリを継続していればもっと良くなったのに…という患者さんは潜在的にかなりいらっしゃるのではないでしょうか?
今のところ行政は現制度を変える動きを見せておりません。しかし、患者さんにとっては重い障害を残すか否かという深刻な問題です。ベストは全ての患者さん がきちんとリハビリテーションを続けられることだと思います。現制度が改正されるまではポストリハビリテーションという形でフォローしていけたらと考えて おります。
もちろんリハビリを受けるまでもなく健康でいられたら(プレリハビリテーション??)それが最も良いことですので、そういう意味で予防医学は重要でしょう。 

今回はかなりマジメに書いてみました(^O^)/ 

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