終戦記念日

今日は終戦記念日。毎年いろいろ考えさせられる。なぜあのような悲惨な戦争が引き起こされたのだろう。同じようなことを繰り返さないためにも真実を知らなければならないと思う。でも、そもそも史実って教科書で習ったことが本当に真実なのか。本当に日本は侵略国で悪い国だったのか。よく歴史は官軍の歴史と言われるように、賊軍とされればモノも言えず歴史を塗り替えられることもあるだろう。だから昔何があったのか、いろんな角度から慎重に見なければならない。

 

遡って幕末、尊王攘夷から始まり一気に新政府軍により倒幕、江戸時代は終わった。これは変えようのない事実。でも旧幕府は悪だったのか。確かに明治時代になり急速に近代化したのだから、新政府によるその功績は大きかったと言えるかもしれない。しかし幕府に対する不満分子による反乱だったことも恐らく間違いないだろう。当時下級武士は日の目を見ることはなかったようだから、いつかその機会をうかがっていたと思われる。どこの国でも内戦や革命は同じようなことがあるだろう。日本だけでなく世界で何が起こっていたかを照らし合わせると想像が膨らむ。欧米列強による植民地政策が世界中でなされていた。要は植民地の取り合いで、それは直接対決もあったかもしれないし、武器や資金の供与による代理戦争もあっただろう。当然日本も標的にされていたはずだ。ペリーによる黒船来航で不平等条約を結ばされ、その後も列強支配に戦々恐々としていたことだろう。

 

薩摩、長州を中心とした新政府軍が戊辰戦争であっという間に倒幕を果たしたが、彼らだけの力で成し得るはずがない。英国から仕入れることのできた新政府軍の最新式武器は、幕府軍との間に圧倒的な差があったのだろう。“善”?と言われる新政府軍は快進撃を続けたが、行く先々で相当な“悪”もしていたようだ。私は現在千葉県船橋市在住だが、船橋市内で新政府軍による放火、強奪、強姦など本当にひどいことをして進軍していった、これも事実である。会津の悲劇は誰もが知る事実である。結局最新式武器を手にして圧勝したわけだが、戦争にはルールがなく人を狂わせる。いつも犠牲になるのは一般市民だ。そんな事実があっても官軍はヒーローと言えるのか。

司馬遼太郎さんの小説は何冊も読んだことがある。非常に細かいので史実と思わせるような内容が多い。でも小説には違いないのであくまでフィクションであり、どこまで事実かわからない。それなのに読んでいて幕末のヒーローがたくさん出現するので、その影響は相当大きいのではないだろうか。

 

もし新政府による倒幕が英米の思惑通りのバックパッシングだったとしたら…新政府によって日中戦争、日露戦争も勝利した。特に日露戦争では金のない日本は米国ユダヤ資本から多額の借金をして、英国からもロシアの情報を得ることができた結果勝利したとされている。問題はその後だ。日露戦争勝利後、米国に満州鉄道の権益を分けろと言われても突っぱねた。第一次世界大戦で英国から応援を頼まれても応じなかった。英米が描いていた傀儡政権とはならなかったのかもしれない。そこから日本は仮想敵国とされてしまったのだろう。どんどん孤立化を強いられ、しまいにはABCD包囲網で石油供給がストップ、資源のない日本は開戦せざるを得ない状況に追い込まれた。そして取り返しのつかない第二次世界大戦に突入…というのがおおまかな流れだったのではないか。

 

もちろん軍部の暴走もあったに違いない。結局時の為政者、権力を持った者の争いによって一般市民が犠牲になる、その繰り返しだ。幸いにも今の日本には自由がある。モノも自由に言える。だから常に時の権力者を注意深く見ていなければならないと思う。子供たちのために、未来の日本、世界のために大人たちが無関心では絶対にいけない。

 

そんなことを今日一日考えました。いつまでも平和でありますように。犠牲になられた全ての方々に合掌。

 

平成30年8月15日 

 

銀座2丁目 リハビリテーションスタジオ・銀座フィジオス  

                   Rehabilitation Studio GINZA PhyioS